日本人は内臓脂肪がつきやすい傾向があるので注意しましょう

日本人の場合、欧米の人に比べると小太りと言われる状態のことが多く、見るからに太っているという人は少ないです。特に米国の白人男性の場合、お腹が出ているなど見た目にも体格の良い人が多いのですが、実際に腹部のCTスキャンを行い内臓脂肪を測定すると、皮下脂肪が多く内臓脂肪は少ないことがあります。一方日本人の場合は皮下脂肪が少なく内臓脂肪が多いことが判明しました。そして日本人でも女性と男性では脂肪の付きやすさが異なり、女性の方が内臓脂肪がつきにくいことが判明しています。内臓脂肪がつきにくいため、日本女性においては、糖尿病を発症する率も男性の半分ほどしかありません。欧米では女性も男性も糖尿病の発症率は同じになっています。

そしてこのようなことは日本人だけでなく、アジア人に見られる特徴であり、さらにアフリカ系の人の場合は白人の人よりもさらに内臓脂肪がつきにくいことが判明しました。このようなことが起きた原因としては、日本人の場合、脂肪を皮下脂肪として蓄えることができにくく、そのような力が弱いということがあげられます。遺伝子によることもあげられますが、人種によって脂肪の付きにくさが異なるのは結果として出ているので、日本人は内臓脂肪がつかないようにしなくてはなりません。

内臓の脂肪は生活習慣の乱れや運動不足によってたまりやすくなります。もともと日本人の場合脂肪が少ない食事をしていたため脂肪の処理をどのようにしたらよいのか、体では理解していないことが多く、急激に欧米の食事になったことで皮下脂肪ではなく内臓に脂肪をためるようになっています。食べすぎることによってさらに内臓脂肪はついてしまうので、運動をする習慣を身に着けることが大切です。食生活においては、脂っこいものやファストフードのように高カロリー高脂肪食を避けるようにすること、生活習慣においては、いつまでも食べていない、無理なダイエットを行わないということを心がけます。

昔と異なり車での移動が多くなったため、日本人は歩くことが大変少なくなりました。運動不足になることが多く、体を動かす時間が少ないので、必然的に摂取カロリーと消費カロリーを比べると、摂取カロリーの方が上回ってしまいます。このような食生活を送っていると脂肪がたまりやすい状況をつくってしまうので、体を動かすことを意識する必要があります。日本人は一般的に内臓脂肪がつきやすい傾向があるということを認識し、日ごろから食生活に気を付け運動不足にならないようにします。